実は、健康や美容に関する栄養価の高い豚肉。脂身の見た目がキライーって食べず嫌いな人けっこういませんか?
今日は、ちょうどこのロティサリーポークの仕込みをしていたので写真と一緒にご紹介します。
フランスで一番庶民的に食べられているのが豚肉でしょう。町場のブラッスリーやバルには豚肉を使った料理が並び豚肉の加工品シャルキュトリーもフランスではポピュラーで種類もたくさんあります。
お肉を調理するときに、なるべく大きなブロックか部位ごとに調理するのが肉本来の味を美味しく楽しめます。
当店のロティサリーチキンも丸ごと1羽調理することにより美味しくジューシーに仕上がるのですが、このロティサリーポークも三元豚のバラ肉1枚を丸ごと調理します。オーガニックチキンは約1.2kgなのに対して、三元豚のバラ肉は1枚で6kg前後あります。このバラ肉を下処理した後に天然の塩と胡椒、それと香りづけのローズマリーで一晩マリネします。そのバラ肉を翌日丸くロール状にして、ロティサリーオーブンで焼いていきます。遠火でじっくり時間をかけて焼き、余分な脂を落としつつ肉汁が出ないように焼いていきます。時間にして100分~120分大きさによって多少差は出ますが2時間近くかけて焼いていくのです。その為、肉汁を残したまま余分な脂を落とすので、脂身が脂っぽくなく食べれます。生ワインとの相性も抜群です。当店では男性より女性に人気で、毎回このロティサリーポークを注文される女性の常連さんも多いです。
なんとなく脂身は・・・という方も、食わず嫌いでなく是非食べてみてください。豚肉は赤身にも脂身にも栄養がたっぷりあってとても体にいいんです。ここで少し紹介しますね。
【豚肉の赤身】
・タンパク質
体内で血液や筋肉をなどをつくる原料になってくれるので健康な体つくりには欠かせません。
・ビタミンB1
豚肉はビタミンB1を豊富に含んでいるので疲労回復するのにすごく役立ちます。また綺麗な肌を作るのにも役立ちます。
【豚肉の脂】
・オレイン酸
オレイン酸は酸化しにくく、過酸化資質の発生が少ないのです。発がんを抑えたり生活習慣病を予防したりといった効果があります。
また、悪玉コレステロールを減らしてくれるので健康を保てますし、肌荒れや肌のくすみを防いでくれる効果もあり美容にも役立ちます。
・ステアリン酸
ステアリン酸は飽和脂肪酸の一種で、抗酸化作用があります。飽和脂肪酸は、体のエネルギーになったり、エネルギーを蓄えたりするので、不足してしまうとすぐにスタミナ切れして疲れやすくなってしまいます。
また、善玉コレステロールを増やして血管内にこびりついたコレステロールを取り除いてくれるので、動脈硬化の予防にもなります。
しかもステアリン酸には肌を保湿する効果もあるんです。
どうですか?豚肉の脂には健康と美容に役立つ栄養が含まれているとは思いませんか?
その脂身をなるべく食べやすく調理したのが、こちらのロティサリーポークです。
広尾店にも中目黒店にも、オンリストしています。是非一度、お試しあれ!