ワインを飲みはじめたばかりの人、これからワインを飲んでみたいなと思う人、ワイン=難しいと感じている人たちに向けて、ワインを楽しむのに役立つ知識を、ちょっとづつ紹介していきたいと思います。
ワイン初級者じゃない方は、読み飛ばしてください。
1分以内で気軽に読める内容で書いていきますので、電車の中や寝る前のリラックスタイムなど、ちょっと時間のある時に読んでくださいね。
では、第1回です。
「ワインってどんなお酒?」
ワインは、お酒の中でも最古の部類に入るくらい古い歴史があり紀元前8000年くらい前から飲まれていたと考えられているのですが、いつから?というのはかなり難しい質問になります。それはワインが人間に発明されたものではなく偶然、人間に発見されたものだからです。
ワインは、ブドウの果汁を酵母で発酵させることによって出来るお酒です。ブドウジュースとどこにでも生息している酵母菌、大雑把に言うとブドウジュースを置いておけばワインは出来てしまいます。ブドウの原種は300年前頃、糖分をアルコールに分解する酵母菌は数億年前から地球上に存在しており、人類が誕生するよりも昔からワインが出来る条件は揃っていたんです。ブドウの実がつぶれて、天然の酵母が発酵しワインとなったもの。それをある日、人間が発見した。そんな感じでしょうか。
ワインを仕込む時には「水」は一切加えません。ここが、ビールや日本酒などの穀物を原料としたお酒と大きく違うところです。ビールや日本酒は人間の手によって発明されなければ存在しなかったお酒なのです。自然の力でできるワインはだからこそ「健康」「自然」といったようなイメージをされるのも自然な発想だと思います。
「水を加えない」ということはつまり、原料のブドウの品質が出来上がりに影響してくるということです。
ブドウには、大きく分けて2種類のタイプがあります。
(*実際にはもっとありますが、それはまたの機会に・・・)
分かりやすく、八百屋さんに並んでいる食べる品種を例にすると
●白ブドウ:果皮は緑色、果実も緑色。「マスカット」や「瀬戸ジャイアンツ」など。
●黒ブドウ:果皮は青紫~黒色、果実は緑色。「巨峰」や「ピオーネ」など。
白ブドウからは基本的に「白ワイン」が造られます。
黒ブドウからは、「赤ワイン」「ロゼワイン」「白ワイン」の全てが造られます。
えっ、黒ブドウからはどれでも造れるの??って思った方、いい疑問です。
今回はこれで終わりです。次回は、このあたりを詳しく書いていきますね。